ディーミングライフ@JPN

つれづれなる雑記〜思考とともに〜

【書評】自分探しの何が悪い!!!『ソラニン』を読んで思うこと。

 

こんにちは!

オオタユウスケ(@mellegarden)です!

 

今回は漫画『ソラニン』について書かせていただきました。

2010年に宮崎あおいさんと高良健吾さんによるダブル主演で映画化されたものとしても有名ですよね。

いわゆる「自分探し」系の漫画で、読む人によっては酷評されているようです。

ただ、それはきっとその人たちに経験がないか、冷静である自分かっこいいと思うような人たちで経験することを嫌った人たちだと僕は思っています。

そんな漫画『ソラニン』についてです。

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将来への不安や大人や社会に対する不平不満は自分探しの条件

若い頃って自分が誰で、なんのために生きているのか、どうやって生きていくのかとか考えますよね。

オオタも若いじゃん!!!!!!!!!!!

って思った方ありがとうございます!笑

この作品ではまさにそんな悩みや不安でいっぱいな人たちがメインキャストとして登場しています。

OL2年目で会社を辞めた芽衣子(宮崎あおい)と、音楽の夢をあきらめられないフリーターの種田(高良健吾)は不透明な未来に確信が持てず、互いに寄り添いながら東京の片隅で暮らしていた。ある日、芽衣子の一言で仲間たちと「ソラニン」という曲を書き上げた種田は、芽衣子と一緒にその曲をレコード会社に持ち込むが……。 (シネマトゥデイ ソラニン あらすじより)

芽衣子と種田の気持ちは痛いほどわかります。

かつて僕もそうでした。

今では一応の解決策というかどうしていくべきかを見出せたので上から目線で失礼します。笑

 

妥協して、妥協して、妥協して。

作中で芽衣子はこんな発言をしています。

正確には自分に語りかけている言葉ですが。

あたしが思うに、大人は「まぁいいや」のカタマリだ。

こういう人本当に多いと思います。

この後芽衣子が挙げている例としては”鼻毛が伸びててもまぁいいや”などがあります。

それは例としてどう捉えるべきかあれなんですが(笑)

良い意味でも悪い意味でも身の回りに対して妥協しているんですよね。

 

確かにいつでも全力でいるのは多くのエネルギーが必要です。

でも全力じゃないと楽しくないこともありますよね。

僕は過去を振り返ると楽しくなかったけど楽しくすることはできたんじゃないかと思う出来事があります。

メリハリは大事ですけど、楽しくする努力、大事だと思いませんか?

 

だから人間は1人では生きられない。

作中で種田が残した言葉がこちら。

どーしようもないことかもしれないけど正直、他人と比べないと自分がわからないというのは悲しい。とはいえ自分で自分を全肯定できるほど自信も無い。

自分を全肯定できる人ってどんな人なんでしょうか。

というか、そんな方っているんでしょうか。

まあそんなことまで考えられた言葉ではないと思いますが、そんな人存在しないと僕は思うんです。

 

なんでかっていうと、人に褒められた嬉しいですよね。

何かを注意されたら直さなきゃ!って思ったり、なんだあいつ...ってムカッとしたり。

他人と比べるというか他人と評価し合っている根本はこういうやりとりですよね。

 

このやりとり完全に失くすことできますかね。

無理だと思うんです。というか、褒められるってすごくすごく嬉しいことなので、失くなってほしくないです。笑

だから人間は人間と関わって生きていくんですよね。

 

単純と言うか、0か100っていう考え方が安易すぎる。

そして登場するのは芽衣子のお母さんです。

基本的にこの作品はメインキャストが若者であり、不安や悩みを抱えつつもなんとかもがいているわけです。

それに対して、大人として若者たちの道しるべになってくれそうな言葉を残してくれてるところにほっこりしました。

若い頃って幸せになるためには困難なひとつの方法しか無いなんて思いがちだけど、実はもっと単純なことなんだから。

”幸せになるためには困難な一つの方法しか無いなんて思いがち”っていう言葉がひっかかります。

誰が悪いという話ではありません。

 

ただ、良い高校に入って、良い大学に入って、良い会社に就職して...

これこそが良い人生であり、ある時まではこれしかないと思っていました。

だからストイックにではないにしろ振り落とされないがためにこのレールに乗ってきました。

 

でもオーストラリアで生活して、色々な本を読んで、色々な人と話してこのレールの意味を改めて考えた時に今まで人生に対して安易すぎたと痛感しました。

人生は0か100じゃないんですよね。

 

誰も教えてくれませんでした。

こういうの学校で教わるべきなんじゃないんですかね。

あ、人のせいにしてますね。すみません。笑

ただ、本気でこういう機会を作ってくれないと子供が自主的に動くなんてできないと思っています。

良い大学に入れるために私立の学校に入れるっていうのは、教育に投資するっていうのはつまりそういうことですよね。

環境が、教育が、子供を育てるのに、”幸せになるためには困難な一つの方法しか無いなんて思いがち”という風に育てられたならたまったもんじゃありません。

 

自分探し大いにしてみましょうよ。

 

自分探し系漫画の『ソラニン』について書かせていただきました。

確かにこの漫画を40代や50代の方が読むのは憚られるかもしれません。

でもやりたいようにすればいいじゃないですか。

 

この本を読んでもしかしたら仕事にやる気が出たり、何か新しいことを始めたり。

僕も熱くなれるものがなくて冷静でいることに美徳を感じていましたが、それの何が楽しかったのか。

結局、自分の人生は自分のもんでしょう。

仕事に対して熱くなれるのが僕の理想です。

 

と、書評のはずなのに主張が強くなってしまいました。笑

ただ、本を読むっていうのはインプットしてアウトプットするまでが必要なわけですよね。

なので、オオタはアウトプットとしてこの場を使っているんだと思ってご容赦ください。笑

 

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