【模索】夢とか目標を持たずに生きることは果たして生きているといえるのか。
こんにちは!
オオタユウスケ(@mellegarden)です!
記念すべき100本目の記事になりました!!
随分かかってしまいましたが、当初の目標を達成しました!
ありがとうございます!!!
そんなわけでですね、今回も書評でございます。
戸田智弘さんの『働く理由 99の名言に学びシゴト論。』についてです。
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物質的に満たされた現代で働くとは。
「やりたいことがない」「才能って何?」 「好きな仕事と向いてる仕事って違うの?」 「今の仕事でいいんだろうか?」 「だいたい、人は何のために働くんだろう?」 その答えを人生の先輩たちに訊いてみよう! 黒澤明、養老孟司、ドラッカー、パスカル、村上龍、松永真理、高橋俊介、本田宗一郎、 マザー・テレサ、松坂大輔、堀江謙一、ヘレン・ケラー、織田信長、ニーチェ、『踊る大捜査線』、 サン・テグジュペリ、マジック・ジョンソン、橋本治、山田ズーニー、浅羽通明、 モーパッサン、ゲーテ、福田恆存、ケインズ、曽野綾子etc… 古今東西の名だたる人たちが遺した「働くことにまつわる名言」を厳選した画期的な作品です。 読むだけでどんどん勇気が湧いてきます。 (アマゾン 働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。 内容紹介より)
古今東西の偉人たちの言葉を借りながら14個のテーマが展開されています。
「好き」を仕事にする、「やりたくないこと」を考える、日本人の生き方などなど。
いわゆる自己啓発本で、すべてを鵜呑みにする必要はないし、行動が伴って成果を得られるものなのでそれを踏まえて手に取ってみることをオススメします!
「やりたくないこと」を考える
多くの場合、「やりたいこと」には現実感が乏しい。自分の体験から導き出されたものではないからだ。別の言い方をすると、「やりたいこと」は「空想」や「幻想」にすぎないケースが多い。
やりたいことはなんなのか。自己分析で割り出すべきものの1つだと思います。
でもそんなもんいきなり言われて出てきませんよね。
まして過去に経験してないものをやりたいってことは、本当にそれの中身をわかってるわけではないじゃないかと思うわけです。
だからやりたくないことを考える。やりたくないことは経験、体験したものであるから具体的、現実的なものだといえると思うんです。
すごく納得しました。ストーンと入ってきたような感覚です。
だからやりたくないことを考えてみることの重要性ですよね。
日本人はいつまでも「今」を生きない
一体、日本人は生きるということを知っているのだろうか?小学校の門をくぐってからというものは、一生懸命にこの学校時代を駆け抜けようとする。その先には生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にありつくと、その職業を成し遂げてしまおうとする。その先には生活があるとおもうのである。そして、その先には生活はないのである。現在は過去と未来の間に画した一線である。この一線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。
森鴎外の『青年』の一節を戸田氏が引用したものです。
その通りすぎて、笑えました。
僕自身もそうやって先のことばかり見ていて、今を楽しもうとする気がいつもありませんでした。
オーストラリア行ってからようやく変わった気がしますけど、日本人の真理ですよねこれは。
なにしろずっと将来のためにって言われ続けてきましたし、疑うわけもないですよね。
「次の生活」を見据えることは普通の日本人である
私も普通の日本人と同様、中学生のときは高校生活を、高校生のときは大学生活を、大学生のときは社会人生活を夢見ながら駆けていたような気がする。いずれの場合も、数年先の生活を視野に入れながらの生活だった。たとえ、その時々の生活に満足していなくても「高校に入れば・・・」「大学に入れば・・・」「社会人になれば・・・」というように「次の生活」を夢見ながら生きていた。
森鴎外の言葉を受けて戸田氏が書いたことです。
普通の日本人的歩みを戸田氏もしたようです。
「次の生活」を夢見ることは悪いことではないんですけどね。
「今の生活」がどうなっているのかということですよね。
日本人はどれだけ未来志向なんだろう。
起こるかわからないことにびくびくして、いつか事態は好転すると信じて耐えて。
「違う」という言葉が持つ恐ろしい効果
日本語の「違う」はふたつの意味がある。ひとつは、ほかの物や事と一致しないという意味。「意見が違う」というように使う。もうひとつは、間違っているという意味。「道が違う」というように使う。「間違っていることは悪い」とはいえるが、「違っていることは悪い」とはいえないはずだ。にも関わらず、「違う」という言葉のふたつの意味を混同してしまって、「他の人違っていることは悪いことだ」と考えがちである。この考えは自分に合った職業を選ぶための障害になる。
納得しつつ、身震いしてしまいました。
何かが「違う」ということを悪いことだと解釈してしまう考え方は振り返ると色々なところで遭遇します。
例えば、リクルートスーツの色がグレーであること。
例えば、学年がダブって一つ下の学年に混じっている生徒の年齢が違うこと。
そのときそのときは浮かないように、周りと一緒じゃないと嫌だ。
なんて考えが頭にありました。
振り返るととんでもない考え方ですよね。
国民性というか、歴史がそうさせてきたんでしょうが、なかなかに根深い真理ですよね。
まとめ
今回は戸田智弘さんの『働く理由 99の名言に学びシゴト論。』について書かせていただきました!
今の生き方に不満があったり、行き詰まってる方にはぜひ目を通してもらいたいです。
きっと何かのきっかけになるんじゃないかと思います!
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